フラメンコ曲種解説|超初心者でも踊りやすいおすすめの曲は?

フラメンコを習いたいけれど、どの曲のレッスンを受ければいいの?

 

初心者に最適な曲選びポイントは?

 

そんな悩みの方に、今回は

 

全員ここからスタート!「セビジャーナス」

女性らしさを求めるなら「タンゴ」

フラメンコ要素満載!「ファンダンゴ・デ・ウェルバ」

 

を曲別に解説します!

セビジャーナス

スペインのセビージャ地方に伝わる伝統的な踊り。

 

スペインの三大祭りの一つ、春祭りに踊られる明るい曲で、

曲構成は決まっていますが、歌は様々です。

 

リズム 3拍子。
雰囲気 とても明るい。

真剣な表情で踊ることが多いフラメンコだが、セビジャーナスは楽しく明るく踊る。

小道具の有無 大抵なしだが、パリージョを扱える人は使う場合もある。

同公演でグアヒーラを踊る人が、アバニコを使って踊っているのをよく見かける。

難易度 ★☆☆
まずはセビジャーナスで、フラメンコ特有の腕や足の動き、リズムの取り方を会得しましょう!

 

因みにパリージョを使うと、一気に難易度があがります

(基本的にずっと鳴らしてるイメージ。指がものすごく忙しい…!!)

タブラオでは、ショーのプロローグやエンディング、アンコールで踊られることが多い印象です。

特色

昔は6番まであったようですが、今は4番までで構成されています。

 

恋愛がテーマになっていて、1番から4番までがそれぞれ出会い・誘惑・喧嘩・仲直りを象徴しています。

 

男女ペアで踊ることが一般的ではありますが、一人でも大勢でも踊れます。

男女ペアといっても、アルゼンチンタンゴのようなべったりな接触は一切ありません笑

私の経験上、腰からやや離れた場所に手を添えられたり、向かい合って踊るくらいの接近です♪

日本では圧倒的に男性の踊り手が少ないので、

女性同士、大勢で踊ることが多いのかなと思います。

おススメポイント

  1. フラメンコの基礎がみっちり詰まっている
  2. 誰とでもすぐに踊れる

 

①フラメンコの基礎がみっちり詰まっている

セビジャーナスが踊れれば、フラメンコの腕の動きやパソ(足のステップ)の基本が身に付きます。

 

短いですがエスコビージャの部分もあるので、足のリズム感・コンパス感も磨くことができます。

 

セビジャーナスがきれいに踊れるようになれば、他の曲の上達もグンと早いですよ♪

 

②誰とでもすぐに踊れる

日本人でフラメンコを踊る人は、全員セビジャーナスが踊れる!といっても過言ではありません!!

 

前述したとおり、4番までの構成が決まっています。

 

極端な話、今初めて会ったギタリスト・踊り手と一緒に舞台に立つことだって可能!!

 

他の曲だと、「サリーダ〇コンパスで1歌、ファルセータの後にエスコビが…」という構成説明がないと合わせられませんが

 

セビジャーナスはそんな打合せ一切なしで踊れる点が、最大のおススメポイントです♪

動画

中央の二人は、アバニコ(扇子)を使ったりしまったりして、バリエーションに富んだセビジャーナスを見せてくれています♪

 

初心者必須のセビジャーナスですが、

上級者になっても、このようにアレンジを加えたりして踊れるのがセビジャーナスのいいとこですね♪

タンゴ

最も古く、基本的な形式の一つ。南米のアルゼンチンタンゴとは別物。

 

地方によってタンゴがもとに曲がどんどん派生していき、

「タンゴ・デ・マラガ」「ティエントス」「ガロティン」など、タンゴの子孫と言える曲は多い。

リズム 4拍子
雰囲気 力強く、艶やか。
難易度 ★☆☆
小道具の有無 なし
「タンゴ・デ・マラガ」などタンゴ系の曲は、フラメンコを続けると絶対に踊ることになります。

タンゴ系の曲は、終盤で必ずタンゴを踊るので、早めにタンゴをマスターしましょう!

特色

たくましさと力強さがタンゴの特徴。

2拍子の強いアクセントをもつ4拍子の曲で、セビジャーナスよりも大人っぽい雰囲気。

 

曲調に深みがあり、かっこよく且つ女性らしく踊ることができる。

 

また、個人的には歌い手の歌詞レパートリーも豊富な印象。

歌い手さんによって、色んな歌があるのもタンゴの楽しみの一つです♪

おススメポイント

  1. 4拍子はわかりやすい
  2. 初心者でもかっこよく踊れる

 

①4拍子はわかりやすい

フラメンコ独特のリズムに12拍子がありますが、

初心者にとって、この12拍子のコンパス感がとっても難しい!!

 

それに比べて4拍子のタンゴは、初心者でも慣れ親しみやすいリズムなので

コンパス感をすぐ身に着けることができます。

 

コンパスってフラメンコの要。

いくら上手に踊っても、コンパスから外れると、それはもうフラメンコじゃありません。

演奏者の方にも大変ご迷惑をかけます。

 

②初心者でもかっこよく踊れる

初心者が最初に習うことの多いセビジャーナスですが、

「かっこよく踊る」よりかは

「明るく楽しくワイワイ踊る」という印象。

 

フラメンコに憧れて始めた方の求めるものと、ちょっと違うかもしれません。

 

その点、タンゴは曲調自体がリズミカル且つ大人っぽいので、

振り付けが簡単なら、初心者でもかっこよく踊ることができます。

動画

2拍子のアクセントがとてもわかりやすく伝わってくる動画です。

とてもかっこいいですね!!

 

動画の振り付け・サパテアードは難しいので、初心者はもっと簡単な振り付けからでしょう。

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ファンダンゴス・デ・ウェルバ

「ウェルバ地方のファンダンゴ」という意味です。

 

グラナダ地方で発祥した「ファンダンゴ・デ・グラナダ」もありますが、

今回は踊られることの多い「ファンダンゴ・デ・ウェルバ」をご紹介!

リズム 6拍子
雰囲気 情緒的且つメランコリック的
難易度 ★★☆
小道具の有無 なしで踊れる。パリージョを使う人もいる。
私自身は、セビジャーナスの次にファンダンゴ・デ・ウェルバを習いました♪

特色

6拍子+6拍子の12拍子で捕えると踊りやすい。

セビジャーナスのように4歌があり、最後に締めの盛り上がりがある。

 

暗いわけではないが、セビジャーナスのように底抜けに明るくもない曲調で

どこか不思議な雰囲気が漂う曲。

おススメポイント

  1. 構成がわかりやすい
  2. フラメンコに必要不可欠な要素満載

 

①構成がわかりやすい

4歌+最後の盛り上がりで構成されているので、初心者にとってわかりやすいです。

 

(他曲は、エスコビージャが入ったりブレリアが入ったり、構成を覚えるのも説明するのも一苦労)

 

特にセビジャーナスに慣れた人は、4歌という構成が似ているので親しみやすいと思います。

 

②フラメンコに必要不可欠な要素満載

ファンダンゴ・デ・ウェルバを踊りこなすにはジャマーダやマルカールなど、フラメンコ独特の動きが必要になってきます。

 

これはセビジャーナスを踊っただけでは身に付かないものです。

 

また、6拍子+6拍子の12拍子で踊るので、

他の12拍子系の曲(ブレリア、アレグリアスなど)を踊る時、ファンダンゴ・デ・ウェルバのコンパス感はとても役に立ちます。

 

セビジャーナスでは基本的な腕・足の動きが中心でしたが

 

ファンダンゴ・デ・ウェルバは、よりフラメンコらしい振り付けを追求することができますよ♪

動画

この動画は、ファンダンゴ・デ・ウェルバの雰囲気や曲調がよくわかります。

振り付けも簡単なので、初心者の方向けです♪

まとめ

初心者の方におススメの3ヌメロをご紹介させていただきました!

 

特色などは、IBERIAのフラメンコガイドを参考にさせていただきました♪

 

基本的にはセビジャーナスからスタートですが

コンパス感に自信がない方はタンゴ、フラメンコらしさを求めるならファンダンゴ・デ・ウェルバがおススメですよ♪